住み良いお家と程良い暮らし

家づくりを通して経験した事やシアタールームの使い心地などを綴っています

昼でも真っ暗!!映画に集中できる静かな空間 - シアタールームに取り入れた工夫

シアタールーム 100インチ ONKYO D-509

こんにちは。ごっさんと申します。
前回に引き続き、シアタールームを紹介していきます。

www.gossans-house.com  
今回はシアタールームに取り入れた工夫や注意点などを紹介していきます。
 

迷光対策に壁紙は黒 - 光の反射を抑え本来の映像の色彩を楽しむ

迷光 反射 プロジェクター スクリーン

プロジェクターからスクリーンへ映像が投射される時の光はとても強く、スクリーンに投射された光が反射して壁や天井を照らします。
 
壁や天井で反射した光がスクリーンに帰ってくることで、本来の映像の色合いが損なわれる事があります。
 
具体的にはコントラストが下がるというか、黒がグレーっぽくなったりします。せっかくの専用ルーム、迷光対策もしておきたいところです。
 
 
布クロスやハイミロン等の光を反射しにくい素材を壁紙にすると迷光対策になります。できれば採用したいですが、お高いんですよね。
 
そこで我が家は光を反射しにくい色である黒色の壁紙にしました。全て真っ黒なのも流石に味気ないと思い、天井は濃い目のグレーです。

シアタールーム FE-6446 FE-1251 サンゲツ
 
もし光の反射が気になるようであれば、後々DIYで対応すればいいやと思い、サンゲツの普通のクロスを採用しました。
 
多少の光は反射しますが映像に影響はない、というのが実際に使用した感想です。

昼間でも真っ暗にしたい - カーテンとカーテンレールを考える

シアタールーム 100インチ

最近のプロジェクターの光量は上がっているので、多少明るくても映像を楽しむことができます。
 
とは言っても、やはりプロジェクターの性能をフルに活かして綺麗な映像を見るには、暗い場所が最適です。
 
遮光カーテンを使用する事で昼間でも窓からの光を遮断することができます。我が家は『Shizuka』という防音・遮光カーテンを採用しました。
 
遮光だけでなく遮音効果も高いという評判です。部屋の窓が小さいので遮音効果の程はわかりませんが、作りはしっかりしているので効果はありそうです。

ラブリコ 防音 遮光カーテン Shizukaラブリコ 防音 遮光カーテン Shizuka

遮光カーテンを付ければ外光対策は万全かというと、そうでもありません。壁とカーテンレールには隙間があるので、上下とサイドから光が漏れてしまいます。
 
そういった対策用に色々なカーテンレールやカバーが売られていますが、基本的にカーテンは閉めっぱなしです。 
 
となるとコストを掛けずに対策したいですよね。そこで私がオススメするのがIKEAのカーテンレール『VIDGA ヴィードガ』です。

IKEA VIDGA カーテンレール ヴィードガラブリコ 防音 遮光カーテン Shizuka IKEA VIDGA ヴィードガ

VIDGAの良いところは端にRがついていて、壁にカーテンの端がピタッとくっつきます。なのでカーテンと壁の間に隙間ができません

上側は空いていますが、レールをサッシより少し高い位置に設置することで、気になる程光は漏れてきません。
 
下側はカーテンを長めにする事で対策しています。

正面はスクリーンとスピーカーのみ!!光を発する機材は視聴位置の後ろに配置

シアターハウス BTP2214WEM シアタールーム 100インチ スクリーン ONKYO D−509

映画を見る時、音楽を聞く時、私はできる限り余計なものは視界に入って欲しくありません。
 
部屋を暗くしても明るい色は目につくし、電子機器の表示や電源ランプも視界に入ると気になるんですよね。
 
プロジェクタースクリーンはシアターハウスの掛け軸(タペストリー)タイプを使用しています。
 
いつかスクリーンのサイズを大きくしたいと思った時、天井にフック直付けだと応用がききません。
 
どうやって目立たず、格好良く設置しようかと悩んだ結果、黒のピクチャーレールを設置してワイヤーでぶら下げることにしました。
 
壁が黒いこともあり、中々格好良く設置できています。また部屋を暗くした際に全く目立ちません。大成功です。

シアターハウス 100インチ スクリーン ピクチャーレール BTP2214WEM
 
正面はスクリーンとスピーカー、サブウーファーのみとしたい為、AVラックは背面に設置しました。
 
機材関係は基本全て視界に入らないようにしたため、スピーカーケーブルやアンテナ線、LANも全て背面になっています。

シアタールーム 配線 配置 スピーカー ラック
 

ラックを背面に設置する事のメリット(私の主観です)

  • 機器までが近いので、AVアンプやBlu-rayの取り扱いがしやすい。まぁ当然ですね。

  • 正面に物が少ないため、視界が開けて部屋が広く感じる。

  • AVアンプからプロジェクターまでが近いためHDMIケーブルが短くて済む。と言ってもプロジェクターは天吊りの為それなりの長さが必要です。

 
HDMIケーブルは一応計算して5mの物を購入しましたが、結構ギリギリでした。余裕を持って7mにしておけばよかったです。
 
またCD管等の空配管を設置予定の方は、内径を最低でも22mm以上にしましょう。またケーブル購入時はサイズの確認を忘れないように。
 

ラックを背面に設置する事のデメリット

  • フロント、センターまでSPケーブルを引き回す為、長尺のSPケーブルが必要になります。

  • サブウーファーを正面設置にした為、サブウーファーケーブルも10mと長尺のものが必要になりました。経が太く硬い為、空配管内を通すのは中々しんどいです。
     

SPケーブルはamazonベーシックを使用してますが、長いケーブルを使用する事による音質への影響は特に感じません。
 
またサブウーファーを設置予定の方はサブウーファー用の電源を用意する事を忘れない用にしましょう。

スイッチやコンセントも部屋の雰囲気に合わせて統一感のある部屋にする

シアタールーム 100インチ ONKYO D-509

照明スイッチやコンセントにも様々なメーカーがあり、種類や色も豊富なので選択肢は結構あります。

私はなるべく部屋に馴染むモノを選択しました。
 
照明スイッチはホタルランプの無いものにし、AVラック裏以外のコンセントは防音性能を高めるために露出ボックスを採用しています。
 
コンセントやスイッチを壁に取り付ける際には壁に穴を空ける必要があります。

露出ボックスの場合、壁の穴は電線さえ通せれば良いため、通常よりも穴を小さくする事ができます。

Panasonic アドバンスPanasonic 不ラフィーネア未来工業 露出ボックス 露出スイッチボックス

 
標準仕様から部分的に変更する程度であれば、さほど追加費用も発生しないため是非検討してみて下さい。

給気・排気は防音ダクト!!室内は静か、室外への音漏れもなし

YAMAHA スピーカー 給気口

我が家は『YUCACOシステム』という全館空調を採用しているため、エアコンは空調室に設置したルームエアコン1台のみです。
 
シアタールームへの給気は空調室の送風ファンからダクトを通して行われ、排気もダクトを通して空調室へリターンしています。
 
シアタールームのみグラスウールで包まれた防音ダクトが使用されており、防音を考えたルートで施工されています。(と依頼していますが、実際の施工確認はできていません。)

 
実際に給気音は気になりませんし、ダクトを通して空調室に音が漏れる事もありませんので大丈夫だと思います。
 
シアタールームのみエアコンとロスナイ(三菱の換気機器)を導入する事も考えましたが、杞憂に終わりました。

電気の入口はシアタールーム!!専用コンセントの設置

お家に引き込まれた電気は分電盤を経由し、回路毎に家中に電気を分配しています。分電盤はお家に一台という家庭が殆どだと思います。
 
我が家はというと、分電盤を二つ設置しています。

まずはシアタールームへ電気を引き込み、シアタールームの分電盤を経由して1階の分電盤へ下ろし、通常の用途に使用しています。

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シアタールームの分電盤には6個のブレーカーを設置しており、プロジェクター、AVアンプ、プレーヤー等の各機器専用の回路としています。
 
シアタールーム内の通常使用するコンセントは1階から分配されています。
 
まぁ殆どオカルトですが、家庭の電気はノイズだらけで電圧が不安定です。なるべく綺麗な電気を使用することで音にノイズが乗らないように配慮してみました。
 
壁内の空配管もそうですが、こういった事は後からの施工は難しい為、新築時に思い切って実施しました。  
 
 
殆どの人には興味のない話だとは思いますが、今回は我が家のシアタールームに取り入れた工夫を紹介しました。
 
次回からはシアタールームに採用した各機器の紹介をしていきたいと思います。
 
拙い文章で恐縮ですが、本日はここまでです。ありがとうございました!