こんにちは、ごっさんと申します。
今回は我が家のLAN配線のお話です。舞台は2FのWICの上、屋根裏です。今までにない経験だったので楽しかったです。
インターネット機器回りをスッキリさせつつ、各部屋へのLAN配線を考える
最近はWi-Fi(無線LAN)でも十分な回線速度がでますが、折角の新築なので有線LANを配線しようと考えました。
インターネット関連の機器周辺ってごちゃごちゃしますよね。機器は大きいし、ケーブルは多いですし。
特に配線関係がごちゃっとしているのが私は嫌いです。機器を設置した場所から各部屋へLANを配線するとケーブル類がごちゃごちゃになってしまいます。
どうすればスッキリした感じになるかを考え、屋根裏を起点として各部屋へ空配管を行う事にしました。
2FのWICの枕棚にインターネット機器を設置、屋根裏へ配線してスイッチングハブから各部屋にLANを分岐するという計画です。
ネット回線機器を一通りまとめる事ができるPanasonicのマルチメディアポートも考えましたが、回線速度の規格や性能が上がった際の汎用性がいまいちな気がするのでボツにしました。
光回線の引き込み先は2階のWIC - テレビも快適なコミュファ光
インターネットの機器関係は2階WICの奥の棚上設置しました。
昔は光信号とデジタル信号を変換するONUという機器でしたが、
最近はWi-Fi機能等を備えたホームゲートウェイ(HGW)というものが主流です。IEEE802.11acの無線LAN規格が使用できます。
HGWだけでも快適に使用できますが、やはり1階と2階では電波強度に差がでるため、1階にもWi-FiルーターのAirMac Extremeを設置しています。
1階、2階どちらの機器も同ネットワーク名に設定してあるので、スマホは自動的に強い方の電波を掴みにいってくれます。
コミュファ光とはテレビも契約しているので、HGWの他に映像用の回線終端装置を設置する必要があります。
テレビはネット回線を使用しますが、今の所遅延等は無く快適に視聴できています。追加費用や工事無しでBS4Kもバッチリ映りますよ。PCやスマホのネット利用にも今の所影響はありません。
将来的にNASをここへ置く予定なのでコンセントは多めにしておきました。
また、固定電話を使用する可能性を考慮して、左側のプレート裏には1階への空配管が隠れています。
ひかり電話の注意点
ひかり電話を使用するには、HGWと固定電話をモジュラーケーブルを繋げる必要があります。HGWの設置場所は十分検討しましょう。
我が家の場合は上記の通り1階への空配管を施工してあるので、長尺のモジュラーケーブルを使用して固定電話を1階に設置することが可能です。
引き込み線、アンテナ、電源ケーブルだけでも個人的にはうんざりです。これに複数LANケーブルが壁に刺さっていたらと思うと気が滅入ります。
上記の通りLANケーブルはHGWから1本のみが壁に繋がっており、そのLANケーブルが繋がっている先が、屋根裏です。
LAN配線用の空配管 - 屋根裏を起点として各部屋へLANを配線する
さて屋根裏ですが、我が家はWICに入ってすぐの天井に点検口があります。点検口を開ける時は角に頭をぶつけないように注意しましょう。痛いです。
棚上が整理できていない・・・
点検口から屋根裏に上がるとCD管がごちゃごちゃと配管されています。WICから空配管を通ってやってきたLANが下の写真の赤マルです。そいつを赤四角で囲った8ポートのスイッチングハブへ接続します。
そしてスイッチングハブからは各部屋へ繋がる空配管へLANケーブル(水色)が伸びています。
リビングやシアタールームなどのネットを使用する機器が多い場所では5ポートのスイッチングハブにてさらに分岐をして各機器へLANを接続しています。
正直な所、屋根裏とはいえ空配管をまとめるとか、もう少しセンス良く施工して欲しかったです。
以上が屋根裏から各部屋へのLAN配線の紹介です。で、メリットって何なのって話ですが、屋根裏をLAN配線の起点とした事によるメリットは以下の通りです。
ネット機器まわりがゴチャゴチャしない。
屋根裏はある程度空間がある為、LAN配線をDIYで行う際に作業がしやすい。
YUCACOシステム(全館空調)の関係で天井裏は常に空気が流れています。湿度があまり上がらないため機器も故障しにくい・・・と思います。
我が家は防犯カメラを設置しています。屋根裏にHDDもカメラに繋げるケーブル類も押し込んでおける為スッキリです。
ちらっと見えているHDDへLANを接続すれば、防犯カメラの映像をスマホ等で見ることが可能です。Wi-Fiで防犯カメラの映像を見れるので、HDDを触ることは基本ありません。
コンセントも設置してあるので将来的には屋根裏にNASを置いておいても良いかもしれません。
空配管さえ通しておけばLANの配線はDIYで楽勝!!
LANの配線をDIYすることで結構なコストカットになるはずです。
作業としては難しくはないですが、以下に屋根裏からのLAN配線やDIY時の注意点等をまとめます。
屋根裏に上がるには脚立があると便利
我が家には脚立が無いので、洗車時に使用している足場台の上に踏み台を置いて、なんとか登りました。
意外と高いので、足場を安定した足場じゃないと危ないです。特に降りる時に注意です。
屋根裏設置時はコンセントの設置を忘れずに!
スイッチングハブ等の機器を設置する場合は必須です。作業時に使用する照明にも使用できます。
当然屋根裏は暗いのでデスクライトがあると良いですよ。スマホのライトだと照射範囲的に心許ないです。
空配管に使用するCD管の内径は最低でも22mm以上がオススメ。
あまり細いと配線し辛いです。特に遠くへ配線する場合は曲がった箇所が増える分、配線の難易度が上がります。22mmあればLAN2本や防犯カメラの電源ケーブルも通せます。
事前に空配管へワイヤーを通しておくと作業が楽。
空配管施工時に通線用のワイヤーを通してもらっておくと、配線が楽になります。
ビニールテープを出口から掃除機で吸う事でも代用できますが、途中で切れると面倒くさいです。
配線作業は二人以上がオススメ。
私は一人でやりました。2階と1階を行き来する事になるので、二人以上での作業を強く勧めます!
屋根裏作業時は梁の上。踏み外すと天井に穴が空きます。
木材の端材やちょっとした板があると座って作業ができます。天井も石膏ボードなので、強度が無いため注意。
LANケーブルのスペックや色に注意!
我が家はLANケーブルもDIYしました。といってもコネクタを付けるだけですが。
長尺のLANケーブルが必要になるので、LANケーブルもDIYすることをオススメします。
私はライトグレーを購入したつもりがブルーを購入していました。購入時はスペックと色、長さをしっかりと確認しましょう。
スイッチングハブは耐久性・放熱性を考慮して金属筐体にしよう。
基本的に壊れるまで放置することになるので、プラスチックではなく丈夫で排熱の優れた金属筐体をオススメします。
事前にLANやHDMI、SPケーブル等、配線図を作成する
ご参考までに我が家の配線図は以下を元に工務店に説明しました。配線図を書くことで配線イメージを掴みやすくなるのでオススメですよ。
WICに外付けHDDを置いてUSBで接続しようとしましたが、長尺のUSBって無いんですね。
自分のお家の屋根裏に上がった事のある人ってどのくらいいるんでしょうね。意外と楽しいので機会があれば覗いてみると良いですよ。
屋根裏への上り下り時や天井裏の梁に付いている金具など、油断すると怪我をしますので、十分注意して下さい。
以上、今回は我が家のネットワーク関係とLANの配線についての紹介でした。
拙い文章で恐縮ですが、最後までご覧頂きありがとうございます!