こんにちは、ごっさんと申します。
前回はシンプルな我が家の玄関を紹介しました。今回はLDKに入ってすぐのキッチンの紹介です。
できるだけ片付けましたが、実生活上の写真なのでお見苦しい点があるかと思います。ご了承下さい。
動線と使い易さを重視 - ペニンシュラキッチンがベースのなんちゃってアイランド
玄関からLDKに繋がるドアを空けると、まず最初に目に入るのはキッチンです。
キッチンと横並びでダイニングテーブルを設置したいという嫁さんの希望もあり、キッチン → ダイニング → リビングという並びになっています。
アイランドキッチン格好良いですよね。でも我が家が採用したのはペニンシュラキッチンです。
既存の壁とは別にキッチンの横に壁を立ててペニンシュラキッチンとすることで、回遊できるキッチンにしました。
ペニンシュラキッチンを採用した理由
換気扇の性能にもよりますが、加熱機器回りに壁があることで煙や匂いが拡散しにくい。吹抜けは匂いが広がり易いので特に気にしました。
おたまやフライ返し等のキッチンツールを引っ掛けて収納したかった。
キッチン内の目隠しとして、キッチン周りに立ち上がりが欲しかった。常に綺麗にしておける場合は問題ないですが、正直厳しいです。
間取り的にアイランドキッチンにする利点がない。そもそもキッチン周りの広さが足りない。
玄関から近く、回遊できるようにした事により、買い物から帰ってきた時の動線が非常に楽ちんになったと思います。
玄関からLDKに入り左から回り込めば
直ぐにキッチンへ入れます。
システムキッチンはPanasonic ラクシーナ - 反射のない黒ベースの見た目がカッコいい!
最初はクリナップのクリンレディを検討していたのですが、工務店の提携先ではないため結構な差額が発生するので諦めました。
TOTO、LIXIL、タカラスタンダード、Panasonicと一通りショールームを回り、最終的にPanasonicのラクシーナを採用しました。
キッチンの高さは85cm。嫁さんの使いやすい高さにしました。
高さを選ぶ際は天板の高さだけでなく、シンク底の高さも気にすると良いです。なるべく屈まない様にすると腰への負担が減りますよ。
パネルカラーはヴィンテージメタル。マットな感じが格好良いです。LDKは薄い色が多いので、程良いアクセントになりました。
質感は良いですが引出しの縁が枠はめなので、垂れた水滴を放置すると枠がめくれてくる可能性があります。
先々を考えると引き出しの縁が面材の巻き込み仕上げになっているものを選んだほうが良いかもしれません。
取っ手はダークシルバーのハンドル型にしました。可愛らしくも格好良いです。スッキリした印象になるライン取っ手も良いですよね。この辺りは好みです。
ラクシーナを採用した価格以外の理由
引出し底板がステンレス貼り。
シンクの形状、排水口の位置が使いやすそう。
スラくるネットが便利そうだった。実際はあまり活用できておらず、洗い物置きとなっています。
掃除がしやすそうなシンクの形状。
収納容量は至って普通ですが、最下段の収納は500mlのペットボトルを立てて収納できますよ。
お手入れ簡単!天板とシンクは人造大理石
天板&シンクは人造大理石です。私個人の好みとしてはステンレスですが、嫁さんの要望により人造大理石にしました。
シンク左側のスペースはあまり使わないので5cmほど左へずらし、シンクと加熱機器の間の作業スペースを広くしました。
カラーはグレーです。ラクシーナ(黒)とキッチンパネル(白)の中間色にした事で配色のバランスが取れたかな?
ヴィンテージメタルとグレーの組み合わせは非常に格好良く、汚れも目立ちません。
人造大理石はシミが付くような事を聞きますが、グレーなので目立たないのかも。メラミンスポンジで軽くこすれば綺麗になります。
キッチン立ち上がりは25cm - 目隠しに丁度よい高さです
立ち上がりを少し高くしたおかげで、水栓や天板上の物がダイニングやリビングからは見えません。スッキリした印象になります。
玄関からも見えませんが、家に入る以上キッチンカウンター前を通るので、残念ながらバレてしまいます。
作業スペースの立ち上がり部分にはコンセントを2口設置してあります。
クッキングコンセントというオプションもありますが、手前側にコードがあると邪魔になるかなと思い採用しませんでした。
シンクからの水ハネを考慮し、少し離した高めの位置に設置しています。
大は小を兼ねる? - 食器洗い乾燥機はPanasonicの深型
食器洗い乾燥機は深型にしました。エコナビの付いていないものです。
面材はキッチンと同じヴィンテージメタルへ変更しています。
「浅型でも良かったなー」はまだ良いですが「深型にしておけば良かった・・・」だと取り返しがつかないので深型へ変更しました。
今の所特に不満無く使用できているので、深型にしておいて正解だったのだと思います。
食洗機用の洗剤って何処に撒くのが正解なんですかね。私はヒーターの上に撒いてから食器をセットしています。
深型にすることの注意点ですが、ラクシーナの場合は食洗機下のスペースを収納として使用できなくなります。収納優先の場合は良く検討しましょう。
IHクッキングヒーターは施主支給でワンランクアップ!
Panasonicの遠赤ラクッキングリル搭載のものを施主支給しました。
我が家の場合はIHが2つあれば事足りる状況なので、奥側は海苔を炙ったりできるラジエントヒーターにしました。
施主支給とした事で、我が家の場合はオプション変更でワンランク上げる価格とほぼ同額で、もうワンランク上のものにすることができました。
最初は食洗機や水栓も施主支給しようと考えていましたが、水回りはトラブルが怖いのでIHクッキングヒーターのみ支給させてもらっています。
ラクッキングリルは性能・機能も良いですが、とにかく掃除が楽なのでオススメですよ。
グリル操作盤はプッシュオープン型です。ここ、よく見てみると埃がすごい溜まります。特に側面。気が向いた時に掃除してます。
キッチン床材はフロアタイルを採用 - 水や汚れに強く掃除もしやすい
我が家のLDKの床材は基本無垢フローリングなので、キッチンも同じ床材にした方が統一感がでます。
でも無垢材は水に弱く、直ぐに拭き取らないと染みのような痕が残ってしまいます。水回りには厳しいですね。
なのでキッチン部のみ床材はフロアタイルを採用しました。水にも汚れにも強く掃除もさっと拭くだけで済みます。
フロアタイルはタイルのように一枚一枚貼り付けていくので、私の工務店の場合は施工費用がそこそこ高かったです。
クッションフロアも良いのですが、より耐久性に優れ、部分的な交換も可能なフロアタイルを採用しました。ちなみに寿命は約10年らしいです。
で、実際に生活した感想ですが、フロアタイルを採用して本当に良かったです。子どもでも大人でも、床は濡らしますしね。
無垢材よりも硬く丈夫なので、落とした陶器やガラス類はほぼ確実に割れるので注意が必要です。
本物のタイルと異なる点は、クッションフロア同様に塩ビ素材なのでタイルの様には冷えません。冬場でも素足で大丈夫ですよ。
パントリーと言うには小さいが、それでも便利な収納棚
広くはありませんが、キッチンの奥には食材関係を収納しておく収納棚を作りました。
我が家の場合は広いパントリーだと管理できない為、これくらいの収納が丁度良いです。
一応目隠し用にIKEAのロールスクリーンを取り付けましたが、基本的には開けっ放しで使用しています。
他の収納もそうですが、良く使用する場所はオープン収納にしました。一々開けしめするのが面倒くさいです。
なるべく日常の手間を減らすよう心掛けました。日々のストレスを事前に防ぐのも大切なことです。
シンク上のペンダント照明はDIY - 予想通りの仕上がりに大満足!
照明計画の上で実生活上は無くても困りませんが、キッチン立ち上がり上にペンダント照明をDIYして付けました。
調光可能な電球、角型引っ掛けシーリング、シーリングカバー、ツイストコードとE26のモーガルソケットを組み合わせています。
モーガルソケットは洗面台や廊下等にもにも使用しているので、予備も含めて大量に購入しました。
電球色でもさらに暖色よりの色合いなので、雰囲気はとても良いです。
カップボードは品質の高い国産食器棚メーカーのAYANO
キッチンメーカーのカップボードは結構なお値段なので、我が家は綾野製作所のカップボード『LX ラクシア』を施主支給しました。
食器棚だとパモウナも有名です。パモウナの方が若干安いですが、品質的にはAYANOが一歩リードしている印象です。
シンク背面にkcudのゴミ箱を二つ設置したかったので、我が家は800mm幅の4段を2つと600mm幅の引出し+オープンタイプを組み合わせています。
カップボードのパネルカラーに合わせてゴミ箱はベージュにしました。まぁまぁ馴染んでいるかな?
オープンタイプの引出し下の棚は外せますが、今の所そのまま使用しています。以外に少し引出してゴミを捨てる作業が苦になりません。
同価格帯の食器棚との違いとして、食器棚下部の面材が異なります。
剥き出しのものが多い中、ラクシアの下部面材は金属製で平坦です。
金属なので当然剥き出しの状態よりは頑丈です。ロボット掃除機が体当たりしてますが、傷も無く大丈夫な様子です。
また平坦で角が無いのでゴミも溜まりません。我が家が綾野製作所の食器棚を選んだ理由の一つです。
AYANO『LX ラクシア』の特徴
幅は10cm刻み、奥行きは50cmと45cmから選択可能。
ドイツメーカーのレールを採用しており、開け閉めが非常にスムーズ。
クッション機能によりゆっくりと閉まるので静か。
デザイン・耐久性の高いアルミフレーム。
引出し底板の厚みは1.5cm。レール耐荷重は30kg。
ダボがねじ込み式なので外れる心配がない。
あと吊り収納も検討はしましたが、嫁さんの身長的に使い勝手が悪いと判断し採用していません。キッチン側も同様の理由で不採用です。
キッチン背面の通路幅は1,036mm - 食洗機もカップボードもフルオープン可能。
キッチン背面の通路幅も悩みますよね。我が家はあまり広くは取れませんでしたが、人二人がすれ違うくらいは可能な幅にしてあります。
諸事情により収納の中はお見せできる状態ではありませんが、食洗機とカップボードの引出しをフルオープンした状態が以下です。片付けし易いですよ。
採用するシステムキッチンと背面収納のサイズを調べて、ぶつかららない幅を取れてるかを図面で確認しましょう。
カップボード上には造作棚 - 設置する家電の高さに注意!
吊り収納の代わりに造作棚を一枚設置しました。後で棚を足せるように、一面下地を入れてあります。
棚の高さは使用予定の家電のサイズを考慮して設定してあります。将来の買い替えも考慮し、一般的に出回っているオーブンのサイズを基準にしました。
炊飯器の蒸気がもろ当たっていますが、今の所カビる気配はありません。
水蒸気の逃げ場が狭い場合はモイス(湿気やニオイを抑えるパネル)等の湿気対策をした方が良いかもしれません。
施工方法や板厚にもよりますが、やはりあまり重量のあるものは置かないほうが安全だと思います。
カップボード上のコンセントは家電の位置、高さに合わせて目立たず設置
カップボード上に設置予定の家電のサイズを測り、設置するコンセントの数と高さを決めました。
コンセントを家電で隠すことでスッキリした見た目になります。まぁこの辺は好みですが、せっかくならスッキリしている方が良いですよね。
水回りでの使用が多いキッチン家電。万が一の感電を防ぐ為にもアース付きのコンセントにしておくと良いですよ。
またカップボード上での作業や家電を追加する可能性を考慮し、先程の家電裏とは別にコンセントを4口設置しました。
ライトグレーの壁紙に白いコンセントは目立ってしまうので、シルバーのプレートとグレーのコンセントを採用しています。違和感無いですよね?
写真を取るためにどかしてはありますが、今の所カップボード上は物置状態です(涙。
給湯器のリモコン位置は大丈夫?電気設備図をよく確認しよう!
我が家の場合、危うく給湯器と換気システムのリモコンが変な位置に付けられそうになりました。
何とか修正が間に合いましたが、下手な位置に付けられると、その壁の使い道が無くなってしまいます。
意外と盲点だと思いますので、自分達にとって使いやすい位置を確認した方が良いですよ。
冷蔵庫の位置は使い勝手重視 - あらゆる使用パターンを想像しよう
キッチン家電は新調しておらず、シルバーの冷蔵庫が浮いてますね。
でも設置位置はベストなんです。調理中、ご飯中、リビングでお酒を飲む時など、我が家にとって丁度良い位置がキッチンとダイニングの間でした。
LDKが縦長なので目立たないように奥に設置してしまうと、調理中以外の時は使い辛いです。
調理中に子どもが飲み物などを取りに来ても危ないですし。
北東の収納や回遊を潰すパターンも一応検討しましたが、やはり我が家にとっては今の位置がベストです。
今は格好良いデザインの冷蔵庫も増えてきてるので、買い替えの際は部屋にマッチするデザインのものにしようと思います。
整頓されたキッチン、実現は難しいですね。これでも頑張って片付けたんですが・・・その内やってやります。
今回はキッチンの紹介でした。これから家を建てようとしている方や家を建てている真っ最中の方の参考になれば幸いです。
拙い文章で恐縮ですが、最後までお付き合い頂き、ありがとうございます!